昨日、Oliviaは今年最後のワクチン接種を行いました、生後120日での接種なのでほぼ間違いなく免疫獲得していると思われます。来年以降は、抗体検査の予定でいます。何年抗体価が有効なのか随時お知らせしていきますね。一般的な飼い主さんには、1年後の接種に関しては、今まではアメリカ式で追加接種を行なっていましたが、これからは、追加接種と抗体検査どちらがいいのか選択してもらおうかと考えています。最終接種が3ヶ月と早すぎる子は追加接種の方が良いと思っています。
抗体検査については、ウチの患者さんにとっては当たり前のことで13年効果の持続している子もかなりいます。10年はほぼ当たり前といった感じです。なぜかわかりませんが、他院からの転院で、ワクチン接種回数の多い子は抗体価の持続期間が短いように感じています。フレンチブルドッグは、免疫持続期間が短い個体が多いです。いいところ2年という子がほとんどです。まあ、細胞性免疫も獲得しているので焦ることはないと思いますがね。
私はワクチン接種を反対しているのではありません。必要な分だけ打てば良いと思っています。実は、とうの昔にワクチンの説明書から毎年接種の言葉が消えています。毎年接種を進めるということはどういうことか分かりますよね。
ただし、不特定多数の動物たちが集まるペットホテルやトリミングで証明書が必要になります。ヒトのコロナを考えれば当たり前ですよね。当院でもワクチン無接種の子は入院できません。何かあれば責任問題になりますから。その為に抗体検査やワクチン接種が必要になります。どちらが犬の為かと考えれば答えはわかるかと思います。当院では、子犬以外のワクチン接種はほとんど無くなりました。
自己免疫疾患は、ワクチンの接種を減らした事で1/20以下になった感触があります。もし、自分の動物が過去に自己免疫疾患にかかったことがあった場合ワクチン接種のこと思い返してみてください。猫の場合は、エイズ白血病ウイルスが絡むことが多いです。
動物医療保険いついても、私は、反対派で必要ないと考えています。購入後の生体の死亡のことだけを考えれば、短期間入るのはありかも知れません。いずれにしても飼い主さんが得をすることはないことを理解した上で契約をするかどうかを考えてください。ヒトの医療だって正直保険制度を食い物にしている感じがありますでしょ。ヤブ医者を育てる最高のシステムだと私は思っています。医者が生き延びるための最高のシステムを国レベルで構築したということです。アメリカの医療費は高いといいますが、もしかするとそれ以上の費用を皆さんは、給料から天引きされていることに気づいていないだけかもしれません。
Comentarios