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Arata Suzuki

ハルジオンとヒメジョオン

2014年5月23日金曜日

 小学生の頃、ハルジオン、ヒメジオンと学校の先生に教わりましたが実は違うんです。ハルジオンは春紫菀と漢字で書くので合っていますがヒメジオンは姫女菀と書くのでヒメジョオンって言うのが正しいんです。ちなみに、この2種はいわゆる『貧乏草』と言われるやつです。


 私は、犬の散歩をしながら雑草を眺めるのがとても好きです。ちなみに上の写真はヒメジョオンです。花びらが微妙に幅広く花全体がまとまりのあるのが特徴です。更に茎をぶった切ると中に白い綿状の物が詰まっています。ちなみにWikipediaのヒメジョオンの写真の一部は間違いでハルジオンなんです(笑)頭花って書いてある所の写真。


 でハルジオンは、もう今月くらいから少しずつ姿を消していきます。花びらが糸状で全体的にボサボサなのが特徴です。茎をぶった切ると中が空洞になっています。ちなみにこの辺りで見かける物の80%はハルジオンかな?

写真はこちら


 並べてみると随分違うのが分かります。一回見慣れてしまえば間違える事は無いと思います。意外に見分け方の中に花の色だとか、つぼみのうつむき方など書いてあるのがあるけれど、あれは全く当てになりません。  ちなみに、つぼみが下を向くのはハルジオンとなっています。写真のハルジオンのつぼみ上向いてますよね。恐らく机の上だけで語られている事だと思います。分からなければ調べるだけではなく実際に花を見つけ茎をぶった切ればいいと思います。茎や葉っぱのつき方も微妙に違って私が思うにはヒメジョオンの方ががっしりしているように感じます。  ちなみに植生は、ハルジオンは旺盛で刈り取っても根っこが残っていれば再生してきます。ヒメジョオンはお姫様なのでそれほど強くはなく種を飛ばして生えてくるので草刈りをされてしまうと繁縟できないのです。定期的に草刈りをおこなう所ではほとんどがハルジオンなのはそのためです。そして春先から咲き始めるのがハルジオンで遅れてヒメジョオンが咲き出すのです。一年中見かけているような貧乏草がひっそりとハルジオンからヒメジョオンに入れ替わってるなんて知ってしまうと感動的ですよね。  ぜひ、犬の散歩のときにでもどこにでも生えている貧乏草を何気なく見てください。ちなみにどうして貧乏草って言うのかというと、どんな貧乏なお家にも咲いている花だからだそうです。

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